はじめての泊まれる演劇でした!
「泊まれる」だし観劇とまた違うのかな〜!どんなだろうな〜!楽しみだな〜!
イマ―シブって言うのも初めてだな~どんなんだろうな~!!
と、本当にワクワクワクワクしながら行ってきました。
一緒に行く?って言ってくれたゆーさん。
本当にありがとうございました…!
いや、あの、衣装とか揃える所から楽しくて本当…。
爪塗ったり小物揃えたりでうきうきしちゃいますねとっても贅沢。
以下はネタバレ盛りだくさんの感想になります。
私から見たあの日の夜です。
内容を「月刊かわいい通信」に沿って書きますと
#1 秘密のお話し会ーオープニング
#2 水曜日のお茶会ー朱鷺田さんのお手伝い
#3 ワンダーランド―猫屋敷さんと恋バナ、一兎さんとラビットホール、アリスさんのラジオ出演
#4 異変 ー王子と一緒に
#5 真実 ーエンディング
こんな感じです。
あとは
#6 他のお客様との会話、朱鷺田さんの手紙
でしょうか。
セリフは自分の記憶を頼りに書いておりますので、違うよ!というところがあってもご容赦くださいませ。
そして長いです。本当にご容赦ください。
#1 秘密のお話し会 オープニング

チェックインを済ませ、お部屋で着替えてから1階ロビーに降り、ドリンクとライスグラタンで腹拵えをすることにしました。
あすぴー、ぽっぽ、つるちゃんといった三人のコンシェルジュにアテンドされて、緊張しましたが、
ネイルだったり、ピアスだったりを褒めてくださって過ごしやすい雰囲気を作ってくださいます。
(つるちゃんがピアスのブランド気づいてくれて「私も好きです」って言ってくれたの嬉しかった…)
ご機嫌でドリンクを飲んでいると、オーナーのこころさんがお菓子の名前をプレゼントして下さいました。
黒地に赤いフリンジのワンピース、ハートを薔薇に見立てたピアスとハートバングルのベルト、と
装飾たっぷりで参加した私には「サンデー」という名前が与えられました。必ずさん付けでお願いします!
こころさんから、「サンデーは日曜日と言う意味で日曜日に提供される特別なデザートという意味なんですよ」と教えて頂きました。
へえ、そうなんだ!となりながらウキウキと胸元にサンデーをつけます。わあい!
ご一緒したゆーさんは、素敵な金髪のイメージからプリンさん。
隣のテーブルの方はマカロンさん。
マカロンさんがお持ちのぬいぐるみのピカチュウにはカステラさんと名付けられてました。なるほど色味カステラ100%。
もう楽しい…なんて思ってたら、お時間になりました。
コンシェルジュさんの動きがピタッと止まったかと思ったら、音楽に合わせてみなさん踊り始めます。
「わああああこれがいまーしぶってやつかあああ」と目がパチパチしてました。まぶしい。
始まったあああってなって、もうあまり覚えていないのですが、手元に小瓶が置かれたんですよね。
「DRINK ME」と書かれるまま、中の液体を飲んで、何が何やらわからないまま、暗転。
そして、どこか懐かしい音楽や言葉の波に飲まれました。
#2 水曜日のお茶会 朱鷺田さんのお手伝い

目の前に可愛らしい女の子と、気の強そうな女性が現れました。
「宿泊者の人数、桁間違えたぁ!」と叫ぶ女の子 アリスさんと、
自分をこのQueen’s Motelのオーナーだと話す女性 ハートさん。
あれ、オーナーはこころさんではないの…?と思っていたら、
どうやらロビーの隅にこころさんが、ちょこんとお座りになっている。
あれ、さっきまでオーナーとして歌っていらしたのに。
そう思っていたら、
先ほどまでコンシェルジュとして私たちをアテンドしてくださってた3人が別人になって現れました。
あれ、あすぴー、さっきコンシェルジュで最年長だったのに新人さんになってる…。
ぽっぽは朱鷺田さんに、つるちゃんは猫屋敷さんに、あすぴーは一兎さんに。
そしてお店の常連さんパンナコッタさんも現れます。ここは一体?
そこに一本の電話が。
電話の主は西園寺、という輩です。
なんでも【空の扉】の鍵が欲しいやらなんやら。
どうせホテル経営なんて続かんだろうから、その担保に渡せやらなんやら。
嫌な奴の気配。
どうやらハートさんはホテルを経営しているものの、女性の経営者が認められにくい環境下に置かれている、というのが察せられます。
うん?今時そんなことはないだろうに。
とはいえ今日のホテルは大繁盛なので、「お茶会をしなきゃ!」となり、各人準備に移ります。
エクレアさん、クロワッサンさん、シュークリームさんとともに、私は朱鷺田さんのお部屋に呼ばれました。
朱鷺田さんのお部屋は派手さはなくドライフラワーが装飾されているくらいで、あとはそろばんやペンに書籍。
仕事部屋、という感じでした。
それぞれ自己紹介をするのですが、私がサンデーと名乗ると、「意味はご存じですか?」と聞かれました。
先ほどこころさんから聞いた「日曜日です!」とお答えすると、「物知りですね。サンデーは日曜日に提供される特別なデザートなんですよ」と教えてくれました。
わあ、こころさんと同じこと言ってる!と思いつつ、エクレアの意味は雷、クロワッサンの意味は月、シュークリームはキャベツに似てますよね、なんてお話をしてくれました。
調べ物をするのがお好きなんですね、朱鷺田さん。
そして朱鷺田さんは経理のお仕事をしているらしく!
とっても親近感を抱きながら「普段は経理の仕事ばかりで、企画はアリスやハートさんに任せてるから困ってる」と言われます。
だから他の皆さんがどんな準備をしているか【こっそり】見に行こう!なんて言われて、4人でわらわらとついていきます。
この時、朱鷺田さんがエクレアさんに虫メガネを渡しながら「最近始まった探偵漫画にハマってるんですよ、コナンっていうんですけど」ってお話しされて、私はようやくここが過去の「Queen’s Motel」だということに気づきました。
察しが悪くてね、困っちゃいますいつも。
朱鷺田さんが【こっそり】って言ったのに、部屋の扉をバンバン全開で開けるから私たちはもうバレバレでした。
ただ猫屋敷さんの部屋のみんなはハンドベルを持ってるし、パンナコッタさんの部屋のみんなは帽子を持ってたりするし、何か取り組み始めてるのは明白。
朱鷺田さん、私たちはどうしましょう…。
朱鷺田さんが「クリスマスみたいな、楽しいイベントの時ってなにしますかね?」と尋ねると、エクレアさんが「飾り付け?」と提案してくれました。
そうだ飾り付けをしよう!!
ということで、私たちは部屋にある花瓶にドライフラワーを生け、キャンドルを持ち、お茶会の舞台に向かいました。
素敵なお花を添えて、テーブルセットは完璧です。
ついに始まったお茶会。楽しい!!
一兎さんの手品がすごいし、猫屋敷さん指揮のハンドベルも上手だし、パンナコッタさんの帽子も素敵で、アリスちゃんがかわいい…!!
すっごく素敵な時間でした。
紅茶も器が冷えているので丁度良く冷めて飲みやすい温度です。淹れたてなのでしょう、ちゃんと香りが立っています。うれしい。
コーンフラワーの紅茶美味しかったです。
おいしいし幸せだなあ、、と思っていたら、パンナコッタさんが変な顔をして言いました。
「おい、何か変な音聞こえねぇか?」
#3 ワンダーランド 猫屋敷さんと恋バナ、一兎さんとラビットホール、アリスさんのラジオ出演

私たちはチェックインをしたときに、コンシェルジュのあすぴーに部屋まで案内されました。
彼は最後に「一階にある【空の扉】は絶対に開けてはいけません」と言い残して去っていきました。
その【空の扉】から、すすり泣く声が聞こえてきます。
「助けて」と。
ハートさんはお母さんから「決して開けてはいけない」と言われていた【空の扉】の鍵を使おうとします。
ロックがかかった箱。ロックの番号を一兎さんが当ててくれて、すごかったです。968、クローバー。
目の前でトランプの数字が変わって、びっくりです。すごいすごい手品だ!
さて、ハートさんが鍵を手にしますが、どうやら朱鷺田さんと猫屋敷さん?が鍵に触れると電流?が走るようです。
なんで?
まあそれはさておき、ハートさんが【空の扉】を開けてくれます。
そこから現れたのは、ワンダーランドの王子様。
王子様は、とても慌てふためいていて、へとへとな様子でした。
彼は自分がいた世界、ワンダーランドについて、みんなに教えてくれました。
男が覇権を握り、女性を軽視する。そんな世界。
優秀なお姉さんも、”女だから”というだけで、王位を与えられないようでした。
王子様はお菓子や綺麗なものが大好きでした。でもワンダーランドの世界では、”そんなことは男らしくない”、と非難されるそうです。
王子様の25歳の結婚式に、王様が決めた女性と結婚して王様になる未来が用意されました。
そんな未来が、そんな世界が嫌で、王子様はここまで逃げてきたそうです。
あらあらワンダーランド。
なんとも時代遅れ。
…と思いましたが、そういえば今ここは1994年の世界。
1994年というのも、そんな社会だったでしょうか。
さて、そんな疲れた王子様もせっかくQueen’s Motelにきたのですから、お菓子の名前をプレゼントしましょう!
私たちの王子様は【バスクチーズケーキ】になりました!
私は【バスク】と呼んでましたが、人によっては【バスチー】と呼んでたみたいです。いい名前です!
さて、へとへとなバスクがハートの部屋に運び込まれていきました。
さあ他のみんなはモーテルを満喫しましょうか、、、というところで、
こころさんに声をかけられました。
「もう気づいてるかもしれないけど、ここは過去のQueen’s Motelなの」
「色々と調べれば、あの日の秘密がわかるって、そう思ってここに来たの」
と言われます。
あの日が何か全くわかりませんが…、とにかく調べ物をしたいそうです。
調べてほしい、と言われればもちろん断るわけにはいきません!
なんでもやりますよ!
「サンデーさんは、猫屋敷さんに恋人がいるか聞いてきてほしいの」
「わ。ワカッタ!」
多分少し顔が引きつった気がします。
スゥ―――――――――――――――っと変な息が出そうになりました。多分出ました。
恋バナが苦手な私にとってはとても高難易度であわわわわ。
どうやって話せばいいんだろうあわあわわ。阿波。泡。
でも頼まれたからには行くしかない・・・!!
と思いながら猫屋敷さんの部屋に走ります。
~♪
軽快な学園天国に乗って歌う猫屋敷さんと、盛り上がる皆さん。
とりあえずみなさんに交じってヘーイヘイヘイします。ヘーイ!
たのし~!もっと盛り上げるためにタンバリンとかマラカスとか欲しいよね~!予算いるよね~!
からの朱鷺田さんに予算もらいに行くぞ~って言いながらチャゲアスのYAH YAH YAH歌うの、たのしかった~!
殴りに行こうか~!!!!
朱鷺田さんの部屋に移動して、猫屋敷さんと朱鷺田さんの嚙み合わせが悪~い会話を眺めます。
朱鷺田さん、さっきまではもう少し察しよく話してくれてた気がするのですが…!とっても噛み合わない。
「もういい!」ってなった猫屋敷さんがお部屋に一人で帰っていきます。これはチャンスとなって一緒についていきます。
二人っきりの部屋で、この流れなら聞けるのでは…と思い、私は猫屋敷さんに尋ねました。
「朱鷺田さんいい人ですけど、お付き合いとなると猫屋敷さんとは相性悪そうですね~。
猫屋敷さんはどんな男性が好みなんですか?彼氏とか、いますか?」
言った瞬間、「間違えた」と思いました。
「しまった」と思いました。
私は「恋人」という言葉を使わなかったのです。
こころさんは、ちゃんと「恋人」って言ったのに。
話題を投げかけるのにいっぱいいっぱいでした。
自分のことしか考えていませんね。本当に愚かです。
少し考えればわかることだったのに。
案の定、猫屋敷さんの恋人は女性でした。
「地元の友達に彼女がいるって話してみたら、みんなから引かれちゃってさ」
笑顔でそう話す彼女に、私は謝罪しました。
決めつけてしまってごめんなさい。
猫屋敷さんは全然気にせず、大丈夫だよ、男性のことも好きになれるし、仕方ないよ、と言ってくれました。
やさしかったです。ありがとうございます。
せっかくだから、お相手がどんな方か教えてもらうことにしました。
モーテルのみんなには彼女のことを話してない、と言ってたので、
罪滅ぼしではないのですが、好きな人のことを話すのは楽しいことでしょうから、せめて惚気てもろて。
お相手は170㎝クール系の女性だそうです。
猫屋敷さんは彼女がオムライスにケチャップで「ねこ」って書くことが不満みたいでした。
「みちこって名前だからみちことかみーちゃんって書いてくれればいいじゃん!苗字て!ねこて!せめてイラストとかあるじゃん!」
と話す猫屋敷さんはとても可愛かった…!
そんなところが好きなんだろ??
最高か????
「で、サンさんは恋人とかいないの??」
あっはっは
そうですね聞きますよね。
サンさん呼びはすごく嬉しいんだけどな。困ったな。
嘘でも「いる」って言った方がおもろいかな。
しかし私は嘘がそのまま顔に出る女。
瞬時に諦めて「いないよ~」と話ました。
すると猫屋敷さん。
「人生の先輩としてアドバイスしとくと、一人の時に自分を見つめなおして。しっかりと自分を成長させておけば、必ず素敵な人が現れるよ!」
と言ってくれました。
人生の先輩????あれ、私はいい歳だが…?そもそも年齢なんてわからんのでは…?
となりつつ、
激励は嬉しかったので、ちゃんと成長できるようがんばります!と返しました。
さっきみたいな愚かなことはしないようにね。本当に。
「サンさんと恋バナできて楽しかった~!」と言われて照れつつ、他の場所に向かうことに。
こころさんに報告したいけど、こころさんどこに行ったのかな…と一階に降りると、
そこには一兎さんと、ゲストがお一人いらっしゃいました。
一兎さんは【空の扉】の先にあるラビットホールを見に行く、というのです。
え。なにそれなんで??と思いつつ。
言われるがまま三人でラビットホールへ。
移動中に「ここの空気は危ないですから、身をかがめて、息をとめて」って言われて、火事場やないかい、と言いたかったのですが、息を止めてたので言えませんでした。
扉の最奥には大きな木の幹がありました。
耳を澄ますと、ワンダーランドの状況が聞こえてきます。
王様はやはり女性の言うことには耳を貸さないようです。
バスクのお姉さんのこともアウトオブ眼中。
それを聞いている私たちに、一兎さんが尋ねます。
「このままでは、ワンダーランドはどうなってしまうと思いますか?」
私はしばらく言葉が出ませんでしたが、
「こんな社会は滅びてしまいます」とお伝えしました。
そう、こんな社会は、無くなっていくはずです。あと30年くらい経てば。
一兎さんはすこし考えこんだ後、用が済んだのか、ホテルに戻るよう促しました。
本当にミステリアスな人だなあ。ぬいぐるみのうさぎさんでバイバイって手を振ってくれるのとってもかわいい…。
再度どこ行こっかな~と思いつつ、ふらふらと三階へ。
アリスの部屋に行くと、アリスちゃんがラジオをしていました!これがDJアリス…!!
エクレアさんもいらして、二人で一緒にラジオ出演しました!
お悩み相談は
「私はアニメや漫画が大好きなのですが、周りからオタクって目で見られそうで、学校では言えずに隠してしまいます」
といった内容でした。
エクレアさんと二人で「あ~わかる~」となりつつ、アリスちゃんに「二人もそういうことある??」と聞かれます。
そんな時代もあったなあ…と思いつつ、会社の人とかには、趣味のことを言いにくいよね、なんてお話ししました。
そうこうしているうちに鐘がなり、下に戻ることになりました。
#4 異変 王子と一緒に

鐘がなり、みんなが集まる中、ハートさんが【空の扉】の鍵を開けようとします。
すると、箱の中に鍵がありません。
それどころか、アリスの本、壁掛け時計、ラジカセ、朱鷺田さんの万年筆、一兎さんのダイスセット、パンナコッタさんの良いお酒まで無くなった!という騒ぎです。
これはいったい、どういうこと?
そんな中、一兎さんが話し始めます。
「誰かが盗みを働いたようです」
「真実を探しましょう」
「そして、一番疑わしいものを紙に書いて、皆で投票しましょう」
私たちは、真実を探し始めることになりました。
こころさんに声をかけに行くと、
「バスクの動きが気になるの…こっそり後をつけましょう」と言われます。
なのでこっそり後をついて…と思っていたのですが。
気がついたら私はバスクにしっかり話しかけられていました。
話しかけられたらお返事しちゃいますよね。
【こっそり】って難しいですね!朱鷺田さん!!
バスクのそばにはクロワッサンさんがいましたので、三人で行動しました。
どうもバスクは「みんなが無くしたものを見つければ、またお茶会ができる」と思っているようでした。
それほどお茶会が楽しかったのか、それとも今の状況が不安で落ち着かないのか、探し物を探しにそれぞれの部屋に向かいます。
まずはパンナコッタさんの部屋でした。
高級なお酒ってどんなのだろう、と部屋を漁るのですが、それらしいものはありません。
気づくと、バスクがお札がたくさん入った鞄を開いて、お札をテーブルにぶちまけていました。
なにやってるの?と思っていたらそこにパンナコッタさんが現れて、当然のようにバスクを𠮟りつけます。
バスクはみるみるうちに怯えてしまって、転がるように部屋から出て行きます。
クロワッサンさんと二人で追いかけました。
近くのアリスの部屋に転がり込んだバスクは、ひどく取り乱していました。
こちらの言うことも耳に届いていないようです。
部屋にいたアリスたちも、心配してくれています。
どうやらパンナコッタさんの𠮟り方が、お父さんの王様に重なってしまったようでした。
少し落ち着きを取り戻したところで、
バスクはアリスの探し物、本を探し始めました。
アリスの制止も聞かず、棚を勝手に開けたりするバスク。
ラジオも中断です。
これはマズいのでは…と思いつつ見ているだけの私たち。
バスクは棚から「若い頃のハートが映った写真」「ハートのイニシャルが入ったヘアブラシ」などハートさんに関わるものを見つけます。
ん?なぜハートさんの私物が?
そして、棚の上にはなんと、アリスが無くしたと言ってた本がありました!
どうやら無くした、というのはアリスの勘違いでした。
見つかってよかったです。
見つかって嬉しそうなバスクと、この調子で他の物も見つけよう!と移動。
次は朱鷺田さんの部屋に向かいます。
特注の万年筆…なんてものは見つかりません。
私とクロワッサンさんは最初もこの部屋に来たので、それらしいものがありそうなところ…机を探します。
すると、机の引き出しから、赤ちゃんの写真が出てきました。
赤ちゃんの写真?これは…?
となっているところで、朱鷺田さんがやってきました。
朱鷺田さんは部屋を荒らされてると思って怒り出し、また怯えたバスクは部屋から飛び出しました。
バスクは猫屋敷さんの部屋に逃げ込みます。
パンナコッタさんの時よりかは幾分早く落ち着きを取り戻したバスク。
ラジカセか何かが無くなったって言ってたよね、と言いながら、部屋を探します。
猫屋敷さんのポーチからは、身分証が出てきました。
ん?昭和3X年…生まれ…???
え、猫屋敷さん?
人生の先輩って、そういうこと…?
と、身分証に気を取られていたら、バスクが【空の扉】の鍵を見に行こうとしました。
そうだ、それも無くなってたんですよね。一階に行きましょう。
一階ロビーに降りると、朱鷺田さんがいました。
バスクは朱鷺田さんにも、探し物が見つかればお茶会ができるよね、と語りかけます。
すると、朱鷺田さんはバスクの方も見ずに言いました。
「もう、これ以上ハートさんを困らせないでくれ」
「お前が来てからハートさんもモーテルも散々だ!」
え。
そんな。
朱鷺田さん?
怒号を浴びたバスクは、先ほどよりも激しく狼狽え、その場から立ち去ります。
私とクロワッサンさん、一階にいたシナモンロールさんの3人で後を追います。
バスクは猫屋敷さんの部屋で息も絶え絶え、へたりこんでしまいました。
酷く動揺している彼に、クロワッサンさんが深呼吸を促します。
大きく吸って、吐いて。吸って、吐いて。
クロワッサンさんは最初から最後までずっと紳士でした。
深呼吸して、落ち着いたバスクは
ワンダーランドで父親に叱られて辛かったこと。
そんな中でも誰かに頼ったりできなかったこと。
頼れる友人もいないし、頼り方も知らないこと。
そんなことを、泣きながら話してくれました。
そうでした、彼はそんな世界からやって来たのです。
すっかり忘れていました。
この子は息苦しい世界で、しんどい思いをしてきた子でした。
そんな彼が「助けて」と言って死を覚悟してやってきてるのです。
頼れる人を探しているのです。
せめてここにいる私たちが味方になれればいいのですが…。
そう思っていたら、バスクは私たちに
「頼ってもいいかな?鼻水垂れてる僕だけど」
と言いました。
もちろん断るわけがありません。
鼻水チーンってしてあげたいくらいです。ごめんなさいそれは嘘です。
袖で拭うくらいで。
バスクはどこで知ったのか、この世界では小指を使って約束する方法があるんだよね?と言いながら小指を差し出してきました。
バスク、クロワッサンさん、シナモンロールさん、サンデーの4人で、指切りをしました。
針千本は飲みたくないし、指も切りたくない、と言われちゃいましたが。
そうと決まれば行動です。
バスクはアリスとパンナコッタさんに謝罪がしたい、けど謝り方がわからない、と。
そして、【空の扉】の鍵を扱えるのは、ワンダーランドの住人の証、【トランプの刻印】がある人だけだ、と言います。
謝り方はすぐ教えられますが、鍵の方は些か困りました。
私は一兎さんが鍵を開ける姿を見ています。
でもバスクはパンナコッタさんの腕に【トランプの刻印】が見えた気がする、と言います。
一兎さんの情報はバスクを混乱させるだけのようです。まずはパンナコッタさんの方を解決することにしました。
バスクはワンダーランドの睡眠薬を持っているらしく、それをパンナコッタさんに使って腕を確認しよう、と言いました。
バスクはパンナコッタさんを疑いたいわけではありません。でも真実を確認したうえで、疑わなくていい、と確認したいようでした。
彼は「誰のことも疑いたくない」。しきりにそう言っていました。
一人じゃ不安ですが、三人が協力します。
少し気を持ち直したバスクは、移動中の私たちに「探し物は得意?」と聞いてきます。
自慢じゃありませんが苦手なので、すぐに苦手と白状しました。クロワッサンさん、シナモンロールさんも苦手みたいです。
「そうなんだ!僕は探し物が得意だからね」と嬉しそうなバスク。
そうか、じゃあ全部見つけてくれたらいいな、なんて思いつつ、移動します。
パンナコッタさんの部屋に到着し、早速お酒に睡眠薬を盛ります。
クロワッサンさん、シナモンロールさんが薬を入れている間、私は廊下からパンナコッタさんが来ないか見張りをします。
薬を入れ終わる前に来たりしないか、ドキドキでした。
パンナコッタさんがやって来たので、先ほどお騒がせしたお詫びに、とお酒を進めます。
もちろん睡眠薬入りです。
ハッピーウェンズデー、とお酒を飲んだら、瞬く間に眠ってしまったパンナコッタさん。
その手首には、【トランプの刻印】が。
パンナコッタさん、ワンダーランドの住人だ。
と思っていたらパンナコッタさんが目を覚ましました。早い。
バスクと私たちは慌てて逃げだしました。
行きついたのは一兎さんの部屋でした。
そういえば、彼もダイスセットが無くなった、なんて言っていましたね。
大きなカバンがありますし、ここに紛れ込んでるかも…?
なんて言いつつ、カバンを開いてみます。
そこには「2043.4.13」と書かれたタグと、「DRINK ME」のタグが付いた赤い液体入りの小瓶がたくさん。
そして1994年には似つかわしくない服。
なんだろう、コレ。一兎さんは、いったい何なんだ?
ダイスセットは見つからず、謎だけが深まる中、私たちは次の目的地に移動します。
バスクはアリスに謝りたい、と言っていました。ラジオの邪魔してごめんね、って。
謝罪のためにアリスの部屋に向かいますが、肝心のアリスはいませんでした。
その代わり、床に【カセットテープ】が落ちていました。
これも誰かの探し物?
ラジカセが見つかれば聞けるよ、とバスクに教えると、それじゃあ君が持っていて、とテープを託されました。
バスクは私たちに
「このまま皆を疑うのは、誰かを疑うのは嫌だ」
「僕が探し物を見つけておくから、みんなは一階で他の人たちに”白紙”で投票するよう、お願いしてきて」
「任せて、僕は探し物が得意だからさ」
そう言って、一人客室に残り、私たち3人をロビーへ送り出しました。
#5 真実 エンディング

私たちがロビーに下りると、ほとんどの人がすでに投票を終えていました。
これでは誰かに投票が集まってしまいます。
ハートさんが私たちに駆け寄ってきてくれました。
「あなたたちは、まだ投票していないのよね?」
「嫌なのよ、こんな風に、誰かを疑ったりするのは」
「だから、”白紙”で投票しない?」
ハートさんはバスクと同じことを言ってくれます。
私たちはもちろん快諾しました。
白票が、4枚入った箱。
一兎さんが、その箱を開けて投票数を数え始めます。
バスクチーズケーキ、バスクチーズケーキ、朱鷺田、バスクチーズケーキ…
行動が怪しいバスクに票が集まります。
開票が進む中、静かなロビーに騒がしい足音が聞こえます。
「みんな探し物!見つけたよ!」
バスクでした。
みんなの探し物を、全部持ってきたバスク。
やめてほしい。疑わないでほしい。
彼はずっと「誰も疑いたくない」って言っていたのに。
そんな彼が疑われていました。こんなに大勢の前で。
彼に疑いの目が向けられるのはとても辛かったです。とても辛かった。
皆から責められたバスクは机の下に潜り込んで泣いています。
目の前で泣いているバスクが気の毒でなりません。
しんどい。
大声で泣くバスクを、みんなが気の毒に感じているのでしょうか。
アリスがバスクがいるテーブルに近寄り、
バスクが持ってきた荷物についている、ワッペンに気が付きます。
それは、朱鷺田さんの帽子についていたワッペンでした。
盗んだのは、朱鷺田さんでした。
朱鷺田さんは、
蒸発した両親が抱えた借金があること。
その借金のカタに、西園寺に脅されていること。
そして、病気の赤ちゃんがいること。
静かに話してくれました。
朱鷺田さんはすべて一人で抱え込んでいたみたいです。
誰にも頼らずに。
そんな朱鷺田さんの話を聞いて、パンナコッタさんが大金の入った鞄を差し出します。
それを使って、返済しろ、と。
ハートさんが断りますが、ホテルの経営事情を案じているパンナコッタさんは有無を言わせません。
甘えておけ、ということなのでしょう。
朱鷺田さんは急ぎ、借金の返済に向かいます。
赤ちゃんの名前は【こころ】だと言い残して。
ハートさんが、バスクに声をかけてくれました。
疑ってごめんなさい、と。
そんなハートさんに、バスクはお願いをします。
「一緒にワンダーランドに来てほしい」と。ハートなら、ワンダーランドを変えられる、と。
モーテルのみんなはビックリです。
特にアリスとパンナコッタさんは驚いてるように見えました。
どうやらバスクは本気のようです。
ハートなら、ワンダーランドを変えてくれると信じて疑わないようでした。
ハートさんは、どうするのでしょう。
そう思っていたら、彼女の胸の内が開かれました。
新しい場所で、新しい世界で、自分がどこまでできるかやってみたい。
でも、Queen’s Motelには私がいないといけない。
欲望と葛藤。
そんな彼女のジレンマを砕いたのは、アリスでした。
このQueen’s Motelは私たちが続けていくから、だからハートはやりたいことをやってほしい。
とても力強い言葉でした。すごかった。
さっきまでは少し頼りない女の子だったのに、覚悟が決まった強い女の子になっていました。
アリスの言葉に後押しされ、
ハートは一人でワンダーランドの世界に旅立ちました。
バスクは置いてけぼりです。彼にはこちらの世界も合うでしょうし、従業員も減りましたから。
素敵な赤い帽子を被ったハートを見送って、さて物語も終わりかな。
と思っていたら。
私の手元にある、カセットテープ。
見つかったラジカセにセットされて再生されました。
そこからは、
ハートさんがアリスにうまく頼れず、悩んでいたことが、
その悩みに、たくさんのお客様がアドバイスをくれていたことが、
残されていました。
ハートさんもずっと、誰にも頼れなかったんですね。
そうして、物語は幕を閉じました。
楽しかった…!!!!!!!!!!!!!!!!!!
#6 他のお客様との会話 朱鷺田さんの手紙

さてさて物語も終わりです!お腹すきました~!!
ご飯を食べつつ、他のお客様とお話です。
テーブルに10人?くらい集まってお話ししました。
招待状を見せ合ったり、自分の知らないお話を聞いたり。
え!一兎さん未来から来た人なんですか??
え!!パンナコッタさんハートさんのお父さんなんですか???
え!!!猫屋敷さんお子さんがいるんですか??!!!
もう情報が多すぎてどうしたらいいですか。
楽しすぎました。
そして私とプリンさんは少しだけ【空の扉】の向こうでバスクとお話してきました。
ハートさんの活躍で、ワンダーランドが変わり始めている様子をうかがえました。
バスクも嬉しそうで良かった~!一安心です。
けど、何か気がかりがあるそうで。
バスクから
「一兎の首元を見せてもらって」
と言われました。首元?
え?首元?と思いながら一兎さんのところへ。
一兎さん大人気だから女の子が周りに一杯だ…。
だがしかし首を見せてくれ。バスクが言ってるから。
ネクタイを緩めて見せてくれた首元には、【トランプの刻印】が。
え!!!!
君は未来人だしワンダーランドの住人なの…??
最後までミステリアスでしたが、うさぎのぬいぐるみの可愛さに誤魔化されて終わります。
うわあ~すごい体験だったなあ…と。
ごはんも食べて、写真も撮って、お部屋に戻るとテーブルに「DRINK ME」の小瓶が。
わ~~終わってからもこんな仕掛けがあるんだ素敵…と感動しつつ。
おやすみなさい。
・
・
・
朝8時。
朝食の時間です!

食べたかったベーグルセットを堪能しつつ、紅茶も飲みつつ。
DJアリスのラジオに耳を傾けます。
ラジオネーム「恋するウサギちゃん」…!なぜ人を好きになるとこんなにも苦しいのでしょうね…?!
まあさておき。
ラジオの悩み相談、アリスの言葉が素敵でした。
「そばにいる人がいつ別の場所、別の国、別の世界に行くかわからないんだから、言いたいことは言えるうちに言っておこうね」って。
本当にそうだよね。
すると、ラジオから「ポスターに書いてある合言葉をフロントで伝えてみて!」と。
私は全然何も気づいてなかったのですが、同室のプリンさんことゆーさんが「これやっておかないと!」って言ってくださいまして。
なんと、そんなものがあるのですか…?とよくわからぬままフロントについていきます。
合言葉は、
「寝ても覚めても奇奇怪怪!」
と伝えると、なんとフロントの方からお手紙が。
お手紙の差出人は、朱鷺田さんでした。
えええ嬉しい…!「サンデーさんへ」ですって!
へたくそなサンデーの絵と朱鷺の絵が描いてありました。かわいい。
「また会える日を楽しみにしていたんですが、今はQueen’s Motelを離れて別の場所で過ごしております」
と書いてあったので、会えなくて残念だな、と思いつつ。
ゆーさんは一兎さんからのお手紙で、お互い見せ合いました。一兎さんは字がちょっと下手でした。
手紙を見たゆーさんから言われたのですが。
「朱鷺田さん、Queen’s Motelを離れてって書いてあるじゃん?」
うん
「朱鷺田さんって、こころさんのお父さんじゃん?」
うん!
「こころさんのお父さん、数か月前に亡くなったって言ってたよ」
はあああああああああああああああああああああ!?!???
ちょっと朱鷺のピンバッジ買いに行ってきます!!!
と部屋を飛び出しました。
まだ売ってて本当に良かった。
朱鷺田さん~~~!!!!
私がサンデーの意味を聞かれたときに、「日曜日」って答えられたのは、「物知り」なんかじゃなかったんです。
貴方の娘さんが教えてくれたんですよ!
貴方がこころさんに教えていたんでしょうか。
それとも、調べ物好きなお父さんに似たのでしょうか。
とっても素敵な娘さんですよ。本当に暖かく迎えて頂きました。
私もお茶会の準備、他の従業員の部屋を見に行ったり、花瓶に花を生けるの、とっても楽しかったです!
私もね、経理のお仕事してるんですよ。
貴方の仕事部屋で写真を撮ることができて、本当に良かったです。
サンデーをお手伝いに呼んでくれて、ありがとうございました!
本当に、ホテルに入った時からホテルを出る時まで、ずっと素敵な空間でした。
おわりに

はじめての泊まれる演劇、何度も言いますがとっても楽しかったです。
私にとってQueen’s Motelのお話は、「頼る勇気」の物語でした。
人に頼るのは難しいことです。
バスクが私たちに頼ってくれたこと、
ハートさんがアリスに頼ることができず悩んでいたこと、
朱鷺田さんが誰にも頼れず盗みを働いたこと、
こころさんがゲストみんなを頼ってくれたこと。
人を頼ることと甘えることは、違います。
はき違えないように、正しく頼り頼られる人間になりたいな、と思いました。
あとはアリスちゃんとハートさん、パンナコッタさんともう少しお話したかったな~!
まあ我々にはパンナコッタさんとずっと一緒にいたブラウニーさんがいるので、パンナコッタさんの事情は結構知っているのです(笑)
アリスちゃんはハートさんをどう思ってたんだろう、ハートさんを送り出すまでにアリスちゃんにも葛藤があったのかなあ。
ハートさんがワンダーランドに行った後の苦労は計り知れないんだろうな、と思いつつ。
物語のめでたしめでたしだけを受け取らせてもらうことにします。
ハートさんご本人が教えてくれるまでは。
一度だけでは満喫しきれず、でも一夜限りの良い思い出、という感じでした。
イマ―シブってすごいんですね。
またいつかどこかの泊まれる演劇に行きたいな、と思いました。
それでは、キャスト、ゲスト、運営・制作の皆様、本当にありがとうございました。
